2日の阪神-DeNA14回戦は「天候ならびにグラウンドコンディション不良」のため中止となった。

 ノーアーチを止めるのはゴメちゃんか梅ちゃんか。室内練習場での試合前練習。ノックが終わった阪神マウロ・ゴメス内野手(29)は、おもむろに両手を膝につき、口を大きく開けだした。そこにノックバットを握った高代内野守備走塁コーチが駆け寄る。丸めた大きな背中に手をやると、体調不良の人を楽にさせるかのように手で、トン、トン、トン。まだ暑さがこたえているのか…。そんな心配をよそに、ゴメスは満面の笑みを浮かべた。ジョークを繰り出せるほどに状態は回復してきた。

 コンディションが上向くゴメスにとってはうれしい中止?

 7月29日ヤクルト戦で発熱を訴え、今季初の欠場。翌日は「(熱は)ちょっとあるんだよ」と無理をしながら実戦復帰していた。和田監督が「中止になったらなったで、体を休ませることができたと思う方がいい」と話した通り、恵みの雨は今後の爆発を期待させる。

 チームは現在5試合連続のノーアーチ。6月末にあった7試合連続本塁打なしに次ぐ停滞だ。前回は1勝5敗1分けとチームも苦しんでいたが、止めたのはゴメスと梅野。7月1日、倉敷でのヤクルト戦で梅野が2打席連発し、ゴメスも13号を放った。そこから破竹の8連勝!

 今回も病み上がりのゴメスと左手負傷明けの梅野。1日の休養をもらった2人のアーチストが殻を破る。【松本航】