<ヤクルト11-20阪神>◇5日◇神宮
ランディ・メッセンジャー投手(32)は阪神に入団して5年目になる。それがこの日、いい記録も悪い記録も更新した。打った、投げた、打たれた、切った。投げては来日最速となる156キロをマークしながら5回11安打8失点(自責は7)。打っては3打数2安打4打点。てんやわんやだったが、チームトップの9勝目を挙げた。
「納得できる内容ではなかったし、もっと長いイニングを投げなければいけなかった。打線の援護に助けられたよ」
変化球は高めに浮き、修正しようとすると引っかかった。だが、それ以上に、不運な当たりが多かった。高くはねる人工芝に、野手の間へのポテンヒット…。来日ワーストの8失点に何度も首をかしげ、ツバをはいた。2度の登板日変更もあったが、どうにも神宮のマウンドが合わない。これで今季神宮3戦で16失点。ナイター前にアマ野球が行われることが多く、この日も、リトルシニアの大会が行われていた。
「マウンドとかじゃないんだけど。失投もあったけど、不運もあった。神宮の呪いか何かなのかな。切り替えて次、頑張るよ」
投げてダメなら打ってやる。呪いを振り払うように、バットを振り回した。3回2死二塁から右前へ適時打。「たまたまうまく打つことができたよ」。さらに4回1死満塁からは右中間を破る3点適時二塁打。来日最多の1試合4打点で猛打爆発に加入した。おはらいは完了したと願いたい。セ助っ人単独3位となる通算48勝目の白星を良薬に、今度はいい記録だけ更新してください。【池本泰尚】
▼メッセンジャーが通算48勝目でセ・リーグ外国人投手ではグライシンガーを抜いて歴代単独3位となった。



