<ヤクルト13-4阪神>◇7日◇神宮
ヤクルトが球団新記録となる8試合連続の2ケタ安打で、約2年ぶりとなる3カード連続の勝ち越しを決めた。初回に1点を先制されたが、攻撃陣はお構いなし。4回に6安打7得点で一気に逆転。その後も攻撃の手を緩めることなく、16安打13得点で阪神に圧勝。小川淳司監督(56)も「すごいですね。そう簡単に2ケタも打てるもんじゃない」と驚きを隠せなかった。
低迷していながらも、高いモチべーションを保てている。20号ソロを含め3安打の山田哲人内野手(22)は「慎吾さん(川端)を意識している。負けられないです」と明かす。今季から山田が試合前のトス打撃で好結果を出し始めると、他の選手も早出練習に顔を出すようになった。バレンティンも不振時に首脳陣に打撃指導を積極的に仰いだ。早出のトス打撃を行う1人の川端慎吾内野手(26)は「みんなに置いていかれたくない。必死です」と代弁した。
不調の投手陣をカバーしたい気持ちも好影響になっている。同点打の畠山和洋内野手(31)は「チームがこういう状況だし、1点でも多く取って投手を助けたいのはある」と振り返った。その結果、この8試合で計115安打。小川監督は「相乗効果が必ず出てきている。それしかない」と、芽生えた競争意識が生んだ好結果と喜んだ。
2連勝で、今日8日からは5位DeNAとの3連戦に臨む。ゲーム差は4もある。小川監督は「まだ最下位だから。また明日頑張るだけです」と表情を引き締めた。この勢いで、まずは今季5戦5敗と天敵の井納打ちといく。【浜本卓也】
▼ヤクルトが7月30日阪神戦から8試合連続2ケタ安打。過去5度(80年、02年=2度、03、10年)あった7試合連続を抜き、球団最長記録を更新した。プロ野球記録は50年松竹がマークした15試合連続。



