中日和田一浩外野手(42)の今季レギュラーシーズン中の復帰が絶望的になった。前日6日の広島16回戦(ナゴヤドーム)で右手首に死球を受け、右手舟状骨を骨折。一夜明けた7日、4~6週間のギプス固定が必要であることが判明した。全治まで2カ月近くかかる見込み。あと15安打の通算2000安打到達は来季に持ち越しとなった。打線の軸を失ったチームは広島に打ち負け連勝が2で止まった。
やはり重傷だった。名古屋市内の病院で精密検査を受けた和田は右手首をギプスで固定していた。
和田
手術はしない。1週間は動かさないようにと言われた。(完治まで)2カ月くらいはかかるかもしれない。4~6週間は固定しないといけない。
精密検査を受けた病院以外でもセカンド・オピニオンを求めたが、見解は同じだった。ギプス固定が最短の4週間で済むケースを想定しても、レギュラーシーズン中の復帰は絶望的。そうなれば、もちろん今季中の2000安打到達は不可能になる。
MVPを獲得した10年はシーズン中に左足首を骨折しながら試合に出場し続けた。だが、今回はバットを押し込む右手首。複雑な箇所だけに患部をボルトで固定することも難しく、自然治癒に頼るしかない。痛みに強い和田も「骨が折れるくらいは大したことないでしょうけど、動かさなきゃいけない箇所。これじゃバットが振れない」と、もどかしい思いを口にした。
弱り目にたたり目だ。チームは1週間前に打ち崩した広島戸田を攻略できず6回までゼロ行進。7回に谷繁兼任監督の2日連続のタイムリーなどでようやく得点を挙げたが、時すでに遅し、だった。
指揮官は7月に打率3割9分7厘と打ちまくった打線の軸を失い「痛いことは痛い」とチームにとって大打撃であることを認めた。だが、すぐに「他の選手がレギュラーをとってやろうと思ってやってくれれば。チャンスですから」と前を向いた。今日8日からは4・5ゲーム差の首位巨人との敵地3連戦が待つ。和田の復帰は早くても10月のクライマックス・シリーズ。背番号5をポストシーズンで迎えるためにも、負けられない戦いが続く。【桝井聡】



