ロッテが今秋、キューバ代表の元エース右腕のホセ・コントレラス投手(42)をテストすることが11日、分かった。今季途中に加入したデスパイネからの推薦もあり、実力をチェックする方針。伊東監督は「年はいってるけど、まだ90マイル(約145キロ)投げられるらしい。だったら使える。見てみたいね」と期待した。

 コントレラスはメジャー通算299試合に登板し78勝67敗9セーブ、防御率4・57。今季はメキシカンリーグのティファナに在籍。22試合に先発し10勝3敗。防御率3・37。128回1/3で137三振など、高い奪三振率で衰えない能力も示している。今季、メジャーからのオファーを断るなど、キャリアの最後は日本でプレーしたい意向を口にしているという。

 09年には息子のケビンが福岡・柳川高に入学。自身も日本の球団入りを模索したが、実現しなかった経緯がある。息子は負傷して退学を余儀なくされたものの、コントレラス一家にとって日本野球への理解は深い様子。先発投手はロッテにとっても補強ポイントで、実力さえ示せれば、合格の可能性は十分にある。