1日に戦力外通告を受けたヤクルト岩村明憲内野手(35)が、メジャー再挑戦も視野に入れていることが3日、分かった。この日、都内の球団事務所を訪問。衣笠球団社長兼オーナー代行らとの会談後、「このままスワローズのユニホームを着て引退した方がって思いもあるけど、99%無理でも1%でも望みがある限り、やってみたい思いがある。いい意味で見返したい思いは強い」と、現役続行の意思をあらためて強調した。

 今後は国内球団が最優先だが、かつて活躍した米球界も選択肢にしている模様だ。米フロリダにも住居を持ち、大リーグ時代の代理人とのパイプもあるため、マイナー契約からでも再びメジャーを目指す可能性はある。今年は高校時代の恩師の済美・上甲正典監督や大リーグ時代に世話になったドン・ジマー氏らが死去。「自分の周りで不幸が多すぎた。そういう人たちのためにも中途半端な野球人生は送れない」と完全燃焼できる道を進む覚悟だ。