中日達川光男バッテリーコーチ(59)が15日、Gキラーの出現を予言した。ナゴヤ球場で、入団が決まった前オリックス八木智哉投手(31)の投球練習を見つめてうなずいた。「さすが(06年の)新人王やね。テンポもいいし、雰囲気もある。セ・リーグにはいないタイプや」。お褒めの言葉がズラリと並んだ。
鋭い嗅覚がGキラー出現のにおいを嗅ぎ取った。「八木の出現は大きいよ」。そう言うとさすが元人気評論家だけあって、その理由をわかりやすく解説。「巨人は左には苦戦しとる。主力に左(打者)が多いから。うちは今年、巨人に8勝16敗やけん。優勝するためにはそれをひっくり返さんと。そりゃ楽しみや」と期待した。
期待したくなるデータが確かにある。プロ9年で対巨人の成績は5試合で2勝1敗、防御率4・50。際立っているわけではない。ところが巨人の本拠地・東京ドームの成績を振り返ると9試合の先発登板で5勝1敗、防御率2・05。達川バッテリーコーチもこの数字には「そうじゃろ」とニンマリだ。
日本ハム、オリックスとパ・リーグを渡り歩いた八木には巨人への苦手意識がない。投手に不利と言われる狭い東京ドームも「あそこは投げにくさがない。メンタル的にも後手にならない」と関係なしだ。達川コーチの予言的中となるか。注目だ。【桝井聡】
◆中日の巨人キラー
古くは杉下、権藤、星野仙らがおり、近年では山本昌、川上が有名。杉下は優勝した54年の11勝など通算38勝を挙げ、権藤は62、63年に巨人戦最多連勝記録となる11連勝、星野仙は71、73年に10連勝をマーク。川上は02年にノーヒットノーラン、山本昌は歴代3位の巨人戦通算43勝を記録している。



