日本ハム栗山英樹監督(53)が「名司会者」になって、若手のやる気を引き出した。15日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で高卒5年目までの選手へ講義を行った。大学教授の肩書も持つが、この日は進行役に回り、チームを支える裏方6人を講師に起用。「今回はみんなで考え直すというのがテーマ」と、一流選手になるために必要なことをさまざまな視点から検証した。

 シンポジウムのように、1時間45分の講義が進んだ。打撃投手やブルペン捕手、トレーナーなどが並んだ。MC栗山監督が「選手の前で話すのは緊張する。オレも、そういう時がある。だから話を振って答えてもらうことになった」と、6人に質問。多くの選手と接してきた裏方の視点から成功例、失敗例を引き出した。参加した石川亮は「準備が大事だと思った。どんな場面でも野球のことを頭から離さないこと」と、金言として受け止めた。

 キャスター時代に培った巧みな話術も交えた。栗山監督は「それぞれの話が面白かった。みんな感動したり、残念な思いをしたりしているから」と成果に満足げ。今日16日は「プロ野球選手とは」というテーマで選手らに討論をさせる。「楽しみだね」と、活発な意見交換を期待した。あの手この手で、選手の意識向上を図る。【木下大輔】