自分をもっと研究せよ-。阪神大野豊臨時投手コーチ(59)が15日、投手陣に宿題を残し、秋季キャンプの指導を終えた。紅白戦では、小嶋が2イニング目にいきなり崩れて3四球。藤原も2死を取った後に2四球を与えた。「ブルペンではいいボールを投げられているのに、マウンドで出せないのは何なのか。ピッチャーとしての自分のことをもっと知っていかないといけない」。もちろん、2人だけでなく、全投手に向けた提言だった。

 阪神投手陣が新たに得た収穫は大きい。同コーチが繰り返し伝えてきたのは、打者に対して攻める気持ち。感情をむき出しにすることの必要性を訴えられた小嶋は「多少意識してやっていきたい」と、ガッツポーズにも前向きな姿勢を見せた。

 潜在能力はあるだけに、後は殻を破るだけ。「このメンバーが1軍に入って戦力になることを期待します」。大野臨時コーチは成功を心の底から願い、高知を後にしていた。