「70番のジンクス」を破った!

 中日谷哲也内野手(29)が18日、240万円増の年俸1000万円で契約を更改した。昨オフに背番号を36から70に変更されたことを最高成績を残せた要因の1つに挙げた。

 今季はプロ最多の59試合に出場。二塁の定位置をうかがうまでに飛躍した。「昨年まで6年間、36をつけていたが来年も大丈夫だろうという気持ちが多少あった。70になり、いよいよやばいという危機感があった」。

 中日では近年、70番に変更された選手がその年限りで引退、または移籍するケースが相次いでいた。支配下枠と同じ数字の「70」は、球団側が「あとがないぞ」とハッパの意味合いを込めた番号。谷もそれを理解した上で奮起した。

 もちろん気を緩めるつもりはない。交渉の席で落合GMに背番号変更の申し出もしなかった。「もっとやれたと思っている。がけっぷちには変わりない。今年の数字は全部上回って、守備もしっかりやりたい。1本ほしい場面で打てるようにしたい」。レギュラー奪取で、70番をラッキーナンバーに変える。【柏原誠】