阪神中西清起投手コーチ(52)が18日、ドラフト1位の横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)に“ノーモア岩貞指令”を出した。21Uワールド杯で日本の準Vに貢献した左腕は、来春の1軍キャンプ発進が濃厚。だが、同コーチは昨年ドラフト1位の岩貞を反面教師に、プロ入り前の体づくり次第では2軍発進もあると注意を促した。

 中西コーチ

 普通に考えたら社会人の1位と2位は沖縄に連れて行くよ。でも(最終判断は)自主トレでしっかり動けているかを確認してから。去年の岩貞みたいなこともあるからね。

 即戦力と期待された岩貞はキャンプ1軍発進が内定していたが、1月の新人合同自主トレーニング中に発熱で6日間静養。急きょ、2軍スタートになった。ようやく2月中旬に1軍合流したが、今度は同19日の練習試合楽天戦で左肘痛を発症。2軍でのプロ初登板も7月初旬までずれ込んだ。

 中西コーチ

 1軍はみんな初日からバンバン投げるし、お客さんも多い。力も入るし、体ができていないのに投げたら故障する。客寄せパンダじゃないんだ。

 岩貞の教訓がある。もう本番前に故障はさせたくない。ずっと1軍でいたいなら、このオフ鍛えて強い体をつくって来い!

 同じく1軍発進が有力なドラフト2位石崎剛投手(24=新日鉄住金鹿島)への注文も同じだ。1月にヤワな体と判断すれば、容赦なく2軍発進を命じる。【松井清員】