日本ハム宮西尚生投手(29)が来季のキャプテンに任命された。

 22日、ファンフェスティバルの壇上で、栗山英樹監督(53)から発表された。この日朝に正式に決まったといい、宮西は「正直不安もありますが、ひとりでは背負わず、コーチや監督とも積極的に話をさせてもらい、パイプ役として頑張りたいです」と意気込みを語った。

 中継ぎ投手のキャプテン就任は球界を見渡しても異例だが、栗山監督は「今年も投手陣のキャプテンだと思っていた。優勝することから逆算すると、投手が鍵を握る」と、あえて大役を託す意図を説明した。チーム、北海道への愛でFA権利を行使せずに残留した来季8年目の鉄腕左腕。「みんなでコミュニケーションを取ってやっていきたい」。チームの中で、ますます大きな存在となる。