阪神大和外野手(27)は打ち続ける冬にする。日本シリーズの勝負どころでのダイビングキャッチなどスーパープレーを見せつけ、遊撃コンバートも持ち上がる達人が、来季はバットでも魅せる。

 29日に甲子園で行われたタイガースカップに参加する中学生約60人の前で、トークショーに臨んだ。梅野と中学生へのトークショーが終了後、「バッティングを一番、重点的にしたい。打つことも大事。秋季キャンプでしてきたことを、春のキャンプでできるようにしっかり準備していきたい」と自主トレプランを明かした。昨オフは西岡と自主トレした。今回は1人で黙々と打撃向上に取り組むつもりだ。

 課題はしっかり見えている。「毎年、シーズン前半はよくても後半で失速する。自分のダメになった時のかたちを忘れずにやっていきたい」。今季は4月中旬まで打率3割をキープしていたが、2割台前半にまで落ちたときもあった。コンスタントに打てるように打撃フォームを固める。