日本ハム吉川光夫投手(26)が満を持して「開幕投手」に名乗りを上げた。25日、札幌市内の百貨店「丸井今井札幌本店」で杉谷とともにトークショーに出演。「(開幕投手を)もちろん目指しています。大谷と言われていますけど、ぶんどってやろうと思っています」と、約500人のファンの前で堂々と宣言した。

 開幕投手の座を簡単に後輩へ譲る気はない。現状では今季11勝でチーム勝ち頭となった大谷が本命視されている。同3勝と分が悪いのは承知の上。あえて名前を出しての宣戦布告は、今オフの調整が順調だからこそ。「ずっと、いい感じで投げられている」と手応えを感じている。栗山監督は2月の沖縄・名護キャンプ中に大役を任せる投手を決める方針。猛アピールする準備は着々と進んでいる。

 リベンジも望んでいる。今季の開幕戦、3月28日オリックス戦(札幌ドーム)は5回2/3を3失点で降板。緊張感で乗りきれず、スタートでつまずいた。「波のあった1年。いい時も悪い時も、その波を小さくしないといけない」。借りを返すには、やはり開幕投手しかない。12年のMVP左腕が2年連続の大役へ、下馬評を覆す。【木下大輔】