西武牧田和久投手(30)が7年ぶりの日本一でファンも交えてのビールかけの夢プランを実現させる。3日、野上と品川プリンスホテルでのトークショーに出席。前日2日のイベントで主将の栗山がアイデアを挙げたことを受け、選手会長は「ファンと一緒にビールかけは今までにない。何本必要なんですかね?

 球団に打診してみます」と新春の公約に掲げ、約700人のファンの喝采を浴びた。

 日本では59年に南海(現ソフトバンク)が始めたとされるビールかけ。通常はホテルや球場の駐車場でチーム関係者で行う。広島が91年にファンが見守る中でグラウンド上で敢行した例はある。だが半世紀の歴史の中でもファンが一緒に美酒を浴びたケースはない。

 みんなノリノリだ。野上も「ファンの方も喜んでくれるし、一番の恩返しになる。ひっちゃかめっちゃかで、いいんじゃないですか?

 (酒が)なくなったら終わり!

 みたいな感じで」とお祭り騒ぎをイメージする。球団を動かし、実現するためには、08年から遠ざかっている優勝が絶対条件。牧田は「やるしかないですね。目標は僕らもファンも日本一しかない」と歓喜の美酒を共有することを一年の計として誓った。【広重竜太郎】