外野のリーダーは俺に任せろ!!

 国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、広島残留を決めていた広瀬純外野手(32)が28日、広島市内のマツダスタジアムで契約交渉に臨んだ。3年契約の総額1億8000万円プラス出来高払いでサイン。来季は外野でリーダーシップを発揮する意気込みを語った。自己最高の成績を追求する。

 「カープ愛」の強さが全身からあふれ出た。国内FA権を行使せず広島残留。3年の長期契約を結んだ責任感もある。プロ11年目を終え、来年3月に33歳を迎える広瀬は決意を語った。

 「捕手は石原、内野手は東出…。外野は誰が引っ張るんだといえば、誰もいない。(自身は)言葉で引っ張るタイプじゃないかもしれない。プレーで引っ張っていけるよう、外野手のリーダー的存在になれるように、やっていきます」

 昨季はプロ初の規定打席に達し、打率3割9厘、12本塁打。31歳になり、素質が開花した。ステップアップを期した今季は右太もも裏の故障で離脱し、代わりに丸や松山らがチャンスをつかんだ。赤松、天谷らもレギュラーの有力候補。ライバルは多いが主力として若手をリードする覚悟だ。

 「1試合でも若い選手がいいプレーをしたら(首脳陣は)使いたくなるもの。僕がケガをしたから若手にチャンスを与えた。来年の結果次第で取り返せるし、見返すこともできる」

 00年秋のドラフト。法大で勇名をはせたスラッガーが逆指名したのは広島だった。「すごく魅力のある選手ばかり。前田さん、緒方さん、金本さん…」。あえてリーグトップの外野布陣を誇るカープへの入団を決断したのも、自らを高めるためだった。

 今オフ、国内FA権の行使を検討し、自主トレ先の米国で熟考した。「カープにお世話になるのがベストな選択です。去年の数字は超えないといけない。3割を打つ外野手が3人いたら(チーム状態も)違う」。来季は自己最高の成績がノルマだ。かつてのような黄金の外野陣を築くためにも、率先してリーダーシップをとる。【酒井俊作】