巨人原辰徳監督(52)がドラフト1位の中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)の開幕1軍に“内々定”を出した。沢村の来春キャンプの振り分けについて、「1軍とかA班とかは問題じゃない。彼が一番いい状態で、シーズン開幕を迎えられるかが大事。我々の中では即戦力として見ているわけだから」と期待。2月のキャンプ、オープン戦などの状況を見極めてからになるが、1軍投手陣の構想に入っていることをうかがわせた。

 最初の難関は来年1月の新人合同自主トレ。今年は長野、土本、市川が体力、技術ともに首脳陣から高い評価を受け、A班スタートが決定、開幕1軍を勝ち取った。沢村は、大学でもチーム屈指の練習量をこなすなど、技術、体力ともにトップレベル。2年連続でルーキーが開幕1軍入りなるか、注目される。