阪神ドラフト5位の明大・荒木郁也内野手(4年=日大三)が、7つのポジションをこなすマルチ守備でチャンスをつかむ。19日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸600万円で仮契約。俊足と複数位置を守る器用さでユーティリティー枠での開幕1軍を狙う。

 荒木は「内外野を守れるのが最大の特長なので生かしていきたい」。大学入学時は二塁と遊撃も、善波達也監督(48)の勧めで外野にも挑戦。大学4年間でバッテリー以外、7つのポジションで試合に出場した。

 阪神では内外野を守った平野恵一内野手(31)が来季から二塁に固定される。荒木がマルチ守備を生かせば、1軍も近づく。交渉役の黒田編成部長も「足も速いし、どこからでも(出られる)という感じ。平野みたいな選手になってくれたら」と期待した。

 荒木は大学時代を内野用、外野用と2種類のグラブでしのいだ。ただプロ入りに際して「レベルも違うと思うので、メーカーの人と相談してみます」。一塁、二塁、遊撃、三塁、外野と最大5個のグラブを用意する可能性もある。50メートル5秒7の俊足を持つマルチ男が入団1年目からの活躍を狙う。(金額は推定)