巨人の背番号「15」が“プロ初登板”を飾った。ドラフト1位ルーキー中大・沢村拓一投手(22=佐野日大)が23日、東京ドームで行われたファンフェスタに参加。茨城ゴールデンゴールズとの野球対決で「ピッチャー、沢村」のアナウンスが流れると、4万4038人のファンから大歓声で迎えられた。
初対決の相手は、プロではなく、萩本欽一監督だった。最速157キロ右腕が投じた“プロ初球”は86キロのスローボール。「緊張もなく、これだけの大観衆の前で楽しめました」と二飛に仕留める“欽ちゃん切り”で、満面の笑みを見せた。即戦力ルーキーに用意された粋なサプライズにほおを緩めたが、その後に行われた新入団選手発表では早くもプロとしての顔を見せた。「東京ドームで、大観衆の皆さんの前で、いい投球ができるように頑張ります」と高らかに宣言した。
開幕1軍を果たすため、1日も無駄にしない。フルシーズン戦えるよう、投手の基本である下半身の肉体改造に着手。筋力を付けながら、体重は過去最高の92キロまで増えた。「僕がやるべきことは賞を狙うことではなく、勝つこと。1戦1戦、目の前の試合に勝てるようにやるだけです」。努力を惜しまない「巨人沢村」が、大きな期待を背負いながらスタートを切った。【佐竹実】



