ロッテの貴重な中継ぎ左腕・古谷拓哉投手(29)が契約更改交渉に臨み、810万円から約110%アップの1700万円でサインした。リーグ3位から下克上で日本一に輝いたチーム同様、がけっぷちからはい上がった倍増劇だ。「使っていただいた監督、コーチに感謝です」と充実のシーズンを送れたことを感謝した。
昨季までの4年間は5試合のみ。結果がでなければ今季限りで現役引退の大ピンチだった。それが、チーム3位の58試合。プロ初勝利を含む3勝0敗。防御率2・91と堂々の成績を残した。もはや必要不可欠な中継ぎへと成長した。日本シリーズも4試合に登板。シーズン中は「失敗したら2軍に落ちる」と不安との闘いだったが、2軍落ちのない日本シリーズでは、重圧はむしろ少ないと言っていた。大舞台で無心に捕手めがけて腕を振った経験は、飛躍の礎になるはず。来季に向けては「僕は先なんて考えられない」と、これまで通りに謙虚な姿勢でマウンドに立つと言った。




