西武との契約交渉が難航している涌井秀章投手(24)は12日、日本プロ野球組織(NPB)加藤良三コミッショナー(69)に年俸調停を申請した。この日、涌井の代理人の大友良浩弁護士(41)が都内のNPBを訪れ、申請書を提出した。「7日の交渉でも平行線だったので、第三者の判断に委ねたいということで双方で調停を決めた。本人はキャンプ前には結論を出してほしいと話している」と説明した。
加藤コミッショナーが申請内容を吟味して受理するかを決める。受理されれば01年の下柳剛投手(当時日本ハム、現阪神)以来。11日のソフトバンク柴原洋外野手(36)に次いでこのオフ2人目の調停となる。
争点となっているのは、現状維持の2億円プラス出来高(金額は推定)の提示額。昨年12月から1月7日までに4度交渉したが、ベースの2億円に上積みは一切なかった。昨年はチームトップの14勝(8敗)を挙げるなど5年連続2ケタ勝利をマーク。大友弁護士は「成績に見合った評価をしてほしいということ。昨シーズンの成績自体の評価と、これまでの実績を加味したらなおさら(低い)じゃないですか」と話した。
申請書には、パ・リーグ他球団エース級の成績と年俸を客観的資料として添付したという。「ダルビッシュ選手の年俸5億円という金額が出たからということはないが、彼は彼なりに考えがある。周りの投手も見て希望額を出している」と話した。
受理されれば、来週中にも調査委員会が開かれることになりそうだ。




