<WBC日本代表合宿>◇第1日◇15日◇宮崎

 中田翔内野手(23)が、合宿初日にいきなり「お目玉」を食らった。最初の左翼守備は無難にこなして強肩も披露したが、ファーストミットに持ち替えて移動した一塁でポロリ…。ノッカーの高代内野守備走塁コーチから「しっかり捕ってから投げろ!」とカミナリを落とされてしまった。

 野手最年少は代表選考の当落線上にいるだけに、守備でもアピールしたいところ。「守備が一番緊張した。エラーしちゃったので、しないように頑張りたい」と頭をかいた。それでも緊張感に押しつぶされず、いい精神状態で臨んだ。お目玉の標的となったが、山本監督から「うまいもんですよ。あのグラブさばきは」とお褒めの言葉も頂戴し、「うれしいです」と素直に喜んだ。

 松田、大島と一緒だった居残り特打では両翼100メートル、中堅122メートルと広いサンマリンスタジアムで柵越え連発。左に推定125メートル弾も放った。名護春季キャンプ中に代表の立浪打撃コーチから助言を受けた右膝の使い方に注意しながら、自慢のパワーを示した。「僕みたいな立場の選手は一生懸命アピールしないといけない。やるしかない」。背番号13をつけた若武者の、生き残りをかけた1週間が幕を開けた。【大池和幸】