さぁ、アメリカへ!
今日10日のオランダ戦に先発する前田健太投手(24)が9日、必勝を誓った。勝てば決勝トーナメント(T)進出が決まる一戦に向け「投げたくて、うずうずしています。できるだけ早く決めたいです」と気合十分。2月の宮崎合宿中は右肩の張りで、不安を露呈したが、投げるごとに調子を上げてきた。抜群の制球力と緩急で、A・ジョーンズ擁する強力打線を封じる。
威風堂々とカメラの前に立った。今日10日のオランダ戦に先発する前田健は、高まる気持ちを抑えるように、言葉を発した。「昨日の試合(8日台湾戦)を見て、すごく熱い気持ちになった。すごい緊張感があって、これがWBCなのかと。今は投げたくて、うずうずしています。できるだけ早く、決めたいです。明日勝って、決められるように」。落ち着いた表情とは対照的に、言葉は熱を帯びた。
自信を胸に、マウンドに上がる。2月中旬の宮崎合宿中は右肩の張りで、心配されたが、登板を重ねるごとに状態は上向き。130キロ台中盤だった直球は、前回登板の3日中国戦では140キロ台中盤をマーク。変化球をコーナーに集める本来の投球だった。「前回よりも、もっと良くなってくると思う。全部のボールで勝負できるし、今までのスタイルで勝負できれば」と堂々と語った。
A・ジョーンズ(楽天)バレンティン(ヤクルト)を擁する強力打線に対し、情報戦を仕掛ける。昨季、対戦成績が9打数2安打だったバレンティンが、チームメートに自身の特徴やデータを教えることは計算済み。「傾向とか特徴を教えるでしょうけど、意識して考えすぎてくれれば、やりやすくなる。こっちも(情報を)知っているし、それはお互いさま。逆手にとるところはとっていく」と不敵に笑った。
初回からアクセル全開の投球で勝負する。先発投手として「長いイニングを投げられれば、勝てる可能性も高くなる」と自覚するが「球数どうこうよりも、0に抑えることが大事」と勝利至上主義を貫く。この日はダッシュ、外野での投球練習などで調整。勝敗によって登板日が変わる変則調整を余儀なくされたが「シーズン中でもあること。大丈夫です」と遮った。マエケンが、アメリカ行きを決める。【久保賢吾】



