大相撲を彩る1つ、グッズから、その場所の「時流」を見ることができる。
今場所、実は売店に再び、遠藤のざんばら姿のグッズが2つ置かれている。タオルハンカチとクリーナーストラップ。在庫があったことが理由で、値段も下げて販売。今や貴重な一品だけに、担当者も「すぐにはけると思っていました」。
だが、場所の成績がふるわなければ売れ行きも鈍るのか。大銀杏(おおいちょう)のグッズすら、思ったほどの勢いがないという。
反対に今場所から発売された関脇照ノ富士の商品は売れ行き好調。そして人気の豆力士型携帯ストラップで実はもう1人、新たに販売された力士がいた。誰あろう幕内12年目の豊ノ島。
デザインを手がける相撲錦絵師の木下大門さんは「出し忘れていたんです。タイミングをなくして」。だが場所前、テレビの露出が増えたことが良いタイミングになった。木下さんには今「旭天鵬の錦絵はないの?」という声も多く届く。
最後は国技館に飾られている、遠藤のお姫さま抱っこパネル。ざんばら、ちょんまげ姿の2枚は「二重あご」。だが、場所前に撮影された大銀杏では、それがない。「スッキリ」と言えばそうだが「やせた」と見ることもできる。グッズは、力士の今を表している。【今村健人】

