ボクシングの元3階級王者亀田興毅(28)が25日、WBAから指令を受けている同スーパーフライ級王者河野公平戦について、5月中の実現を希望した。

 合宿地の米マイアミへの出発前に成田空港で取材に応じ「5月で交渉している。場所は米国が第1候補」と話した。4階級制覇のかかる一戦に「ファイトマネーは1円もいらん。チャンスをものにしてボクシング界に名前を刻みたい」と強いこだわりを強調。河野については「前に打つだけのワンパターンなスタイル」と印象を語った。来月上旬までに交渉がまとまらない場合は、興行権の入札となる。亀田3兄弟は、所属ジム会長らが日本ボクシングコミッションから処分を受け、国内で試合が出来ない。