IWGPインターコンチネンタル王者中邑真輔(35)が初防衛に成功した。カール・アンダーソン(35)と死闘を展開。21分37秒、カウンターのボマイェで勝利した。試合後はアンダーソンと同じバレットクラブで、前IWGPヘビー級王者AJスタイルズ(37)とにらみ合い。来年1月4日、東京ドーム大会での激突が浮上した。

 中邑は、アンダーソンの猛攻を耐え切った。一瞬の隙を突いて、突進してきた相手に必殺技をさく裂させた。7月のG1で黒星を喫した相手にタイトルマッチでしっかりと雪辱した。

 初防衛後、最高の刺激が待っていた。AJスタイルズがリング上でベルトを指さして「おれは準備はできている」。中邑は「待っていたぜ。刺激的ですね。東京ドーム!」と叫んだ。

 シングルでAJスタイルズと戦ったことはない中邑は「待ちに待ったというか、ただひとつ触れていない刺激がAJスタイルズ。自分に足りないものを持っている。それを取りにいきます」と目を輝かせた。両者の激突が実現すれば、ハイレベルな攻防が確実になる。【益田一弘】