プロボクシングのIBF世界フライ級10位李明浩(リ・ミョンホ、32=大阪帝拳)が、大事故から生還したトレーナーにベルトをささげる。12日、大阪市内のジムで、12月7日にタイ・フアヒンで同級王者アムナト・ルエンロン(35=タイ)への挑戦を発表。敵地で大金星を挙げれば、名門大阪帝拳ジムでは98年辰吉丈一郎以来17年ぶりの世界王者となる。

 アクシデントがあったのは10月8日。8年間タッグを組む安東浩志トレーナー(36)が交通事故で左後頭部を頭蓋骨骨折。衝撃で脳が押されて骨折部分と反対の右前頭部が飛び出すように変形し、顔面もまひ。だが重体の同トレーナーは集中治療室で医師に「試合があるんです。タイに行けますか?」と聞いたという。

 同トレーナーは必死の治療で今月1日に退院して、タイに同行することが内定。李は「本当に心強い。王者有利の予想は当たり前。だからこそ勝った時の評価は高くなる。燃える」とビッグサプライズを誓った。