WBO世界フェザー級2位の大沢宏晋(31=ロマンサジャパン)が、ボクシング界の英雄に勝利のバトンを手渡す。無敗の同級王者オスカル・バルデス(メキシコ)に挑む初の世界戦は5日(日本時間6日)に米ラスベガスでゴング。4日は同地で前日計量に臨み、56・8キロで一発パスした。「ワクワクしている。自分を信じて1回から出ていく」と先手必勝の構えだ。

 試合はセミファイナルで行われ、メインイベントで現役復帰する元世界6階級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)とも計量後に記念撮影した。「強い相手を倒して本当の強さを認められるのがこのスポーツの醍醐味(だいごみ)」と大沢。世界が注目する英雄の前座試合で、番狂わせを狙う。