プロボクシングWBA世界バンタム級王者井上拓真(28)が兄尚弥(31=ともに大橋)との兄弟同時防衛成功に燃えた。6日、東京ドームで同級1位石田匠(32=井岡)との2度目の防衛戦を控え、5日には都内のホテルで前日計量に臨み、両者そろって100グラム少ない53・4キロで1発クリアした。同じ興行では、井上の兄尚弥が4団体統一スーパーバンタム級王者としてWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)との防衛戦に臨む。19年11月以来、約4年6カ月ぶりの井上兄弟同時防衛戦となる。
前回は自らが判定負けを喫し、実現できなかった兄弟同時の防衛成功。東京ドームという大舞台で狙えるチャンスとなる。井上は「約5年ぶりの兄弟での防衛戦。最高のバトンを渡したい。ゴングが鳴ってから楽しみ。プロである以上、KOを狙いたい」と口調を強めた。
4日には西田凌佑(六島)がIBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)からダウンを奪って判定勝利し、新王者となった。これでWBAは井上、WBCは中谷潤人(M・T)、IBFは西田と世界主要4団体中3団体を日本人が制圧。同じ6日には同門の武居由樹がWBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に挑戦する。
西田-ロドリゲス戦の映像をチェックしたという井上は「距離も良くて気持ちも強かった。本当に良い選手でしたね」と西田のファイトをほめたたえた。自らも触発されたようで「すごく良い感じでバンタム級が盛り上がっているので、自分もしっかり良い結果を残したい。明日は何もさせず、しっかりKOで勝ちたい」と気合を入れ直していた。

