王者有川稔男(31=川島)が4回TKO勝ちで初防衛を果たした。

 挑戦者の同5位大川泰弘(ワタナベ)に対し、2回にダウンを喫したが、ジャブを中心にした重いパンチを上下に振り分けて挽回。「(2回のダウンは)グローブはついてないかなと思ったけど、やすめて良かった。もっと足を使われるかと思ったけど、意外と真正面にいてくれたので、ジャブが当たった」。大川の顔が赤く腫れ上がるなかで迎えた4回、冒頭からラッシュに出ると27秒にストップが入り、3年前に敗れた相手に雪辱を果たした。

 リング上では「来年のチャンピオンカーニバルではたぶん坂本大輔選手と対戦するので、今日と同じようにリベンジしたい」と、同じく過去に黒星を喫した相手への勝利を誓った。