暴力問題などで昨年10月に引退した、大相撲の元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)が、全日本、ゼロワンで活躍してきたプロレスラーのディラン・ジェイムス(29=ニュージーランド)との総合デビュー戦に臨み、1回終了時ドクターストップによるTKO勝ちを収めた。

▼試合後の公式会見での主なやりとりは以下の通り。

 

-試合を終えた感想は

ほっとしています。もっとやりたかった。今日は1ラウンド3分の試合だったので、あと2分ほしかった。

-相手の印象

苦しくなるとタックルでくるんだろうと想定していた。

-今後の展望は

技術面もフィジカルも、基本的なところがまだまだ100%身につけられていない。次の試合までにレベルアップできるように、練習を頑張りたい。

-(指導を受ける)エンセン井上からは

「良い経験だね」と言われた。(支えてくれている妻に対しては)やっとこの舞台に立てたので、良い結果が出せたよと伝えたい。

-「まだ100%ではない」のはどこの部分か

まだ自分のスタイルがわかりきっていない。練習の中でどの距離で戦うのが得意なのかとか。相撲で接近戦の勝負だったので、そこを生かしつつ、いろんなことに対応していこうとやってきたが、これからの練習で自分に何が合っているのかを、きつい練習をしながら探っていきたい

-今後の目標

まずは自分自身をレベルアップさせたいという気持ちしかない。

-練習してきたことどの程度出せたか

1番は気持ちで引かないこと。序盤に組み合ったりして、相手も力が強く、多少は息があがったが、引かなかったのは良かった。

-土俵とリングの違い

力士の時も、相手を殺すという気持ちでいっていたが、格闘技の場合はさらにその気持ちが強くなった。