<ノア:汐留街頭プロレス>◇1日◇汐留日テレタワーB2ゼロスタ広場◇1300人

 ノアの小橋建太(41)が初の「街頭プロレス」参戦で、平成の力道山となった。この日、メーンのタッグマッチで伊藤旭彦と組み、秋山準、青木篤志組と対戦。最後は伊藤が青木のアサルトポイントにフォール負けしたが、汐留の高層ビル街に熱狂的な「小橋」コールがこだました。リングに群がる黒山の人だかり。小橋がチョップを放つ度に、人の波が揺れる。さながら街頭テレビの前で、力道山のチョップに熱狂した昭和の光景をほうふつとさせた。「熱いファンのおかげで試合も熱くなる。平成の力道山チョップさ。そこだよプロレスの未来は」。チョップ1発でお客さんを沸かせる小橋が、今後のプロレス界をもけん引する。