<新日本:東京大会>◇8日◇東京・両国国技館◇IWGPヘビー級選手権試合◇7500人

 王者中邑真輔(29)が、挑戦者棚橋弘至(32)を22分47秒、ボマイェ(顔面へのひざ蹴り)からの片エビ固めで破り、2度目の防衛に成功した。団体を代表する両エースの戦いは、意地と意地がぶつかったようなビンタの張り合いからスタート。強烈な蹴りを主体に攻撃を組み立てる中邑は、得意技ハイフライフローを失敗した棚橋に滑り込みながらボマイェを見舞い、そのままピンフォール勝ちした。

 試合後は、8月にピンフォール負けした永田裕志を挑戦者に指名し、「永田裕志を挑戦者に指名したい。デカい借りをつくったから。(タイトル)実行委員会、会社がオレの言うことを聞くか分からないが」と話した。