<大日本:東京大会>◇28日◇東京・後楽園ホール◇1016人

 アジアタッグ王者・関本大介(30)岡林裕二(28)が征矢学(26=全日本)浜亮太(31=同)を下し、初防衛に成功した。

 「流出させてしまった責任がある」と王座奪回に燃える征矢と、体重200キロの浜に岡林が捕まったが、関本と2人がかりで浜をブレーンバスターで投げ捨てて逆転。関本がパートナー岡林とともに征矢を原爆固めで投げる眉山を決め、ラリアット合戦、延髄斬り、原爆固めと畳み掛けた関本が征矢から3カウントを奪取した。

 試合後は、「みんなと防衛して社長の誕生日を祝うと約束した」と立会人を務めたグレート小鹿(69)の肩にベルトをかけて記念撮影。小鹿は「いい試合をして、お客さんに拍手をもらい、そして防衛。こんなに嬉しい誕生日はない。アジアタッグと言えば小鹿、大熊(元司)と言われたが、それを超えてほしい」と、王者組に伝説の極道コンビ以上のチームになるよう求めた。

 関本は試合後、5月5日の横浜文化体育館大会で決まっている佐々木義人(29)石川晋也(26)との試合にベルトをかけることを希望。全日本の内田雅之取締役は「チャンピオン(の要望)ですから。PWF(管理団体)の許可を取りますよ」と実現に向けて動くことを約束した。