初代タイガーマスクと“邪道”大仁田厚(54)の初対戦が、30年の時を超えて実現することが濃厚になった。初代タイガーは25日、都内でリアルジャパンの3月16日の東京・後楽園大会のカード発表を行った。そこへ大仁田が対戦要望書を持って現れて「これは殴り込みじゃない。30年たったからこそできる。オレと戦おう」とシングルマッチを要求した。

 82年に全日本所属の大仁田がNWAインターナショナルジュニアヘビー級王者になって凱旋(がいせん)したとき、新日本でブームを巻き起こしていた初代タイガーとの一騎打ちが計画されたが実現しなかった。初代タイガーは「プロレス界のことを考えると、おもしろいかもしれない」と、夢の対決実現に向けて動きだした。