<ノア:ザ・ナビグ>◇5日◇埼玉・イコス上尾◇450人

 3月18日の横浜大会で、秋山準(43)斎藤彰俊組のGHCタッグ王座に挑戦する小橋建太(44)潮崎豪(30)が、前哨戦で秋山準からピンフォールを奪った。3日に3冠ヘビー級王座の2回目の防衛に成功した秋山は、青木篤志(34)と組んで、挑戦者組と対戦した。

 互いに意地をむき出しにしてやり合ったが、小橋のショートレンジ式剛腕ラリアットと潮崎の豪腕ラリアットを連続で秋山にたたき込み、ローリングけさ斬りとローリング手刀の合体攻撃で息の合ったところを見せた。とどめは潮崎がゴーフラッシャーをさく裂、26分8秒に片エビ固めで秋山から3カウントを奪った。

 小橋は「いい滑り出しだね。豪とは、他のチームと違って一緒にプロレスをやってきた時間が濃いからね」。潮崎は「秋山準から取ることに意味がある。勢いを熱いまま持って行く」。前哨戦初戦を制したことで、口も滑らかになる。昨年8月の武藤敬司(49)とにつづく、潮崎とのダブルムーンサルト披露を問われると、小橋は「なんでもありだと思う。いろいろなアイデアが浮かんでくる」と話した。

 秋山は「3冠を守ったばかりなのに、自分で土つけちゃったね。次にやるときは、絶対にこっちで取るよ。今日の負けで、遠慮はしない。壊されたくなかったら、挑戦をやめてもいい。今なら、許してやるよ」と強がった。