<WAVE>◇7日◇新木場1st

 RING

 悪の結束を固めていたユニット「ブラックダリア」に亀裂が走った。

 きっかけを作ったのはリーダー・大畠美咲(23)。メーンで中森華子、紫雷美央、アップルみゆきと20代チームを組み、桜花、浜田文子、バンビ、チェリーの30代チームとのブラックダリア同門対決臨んだ。大畠と桜花の対戦では、桜花はムチで大畠を何度もたたいていくが、これに耐えると、一瞬の隙をついてブルーダリアで丸め込んで3カウント。大畠がついに桜花からフォールを奪った。

 大畠は試合後「あんた、この間は飯田に引き分けたり、Catch

 the

 WAVE以降、腑抜けになりすぎてんじゃねえの?

 いつまでもこのままだと、うちら若い世代があっという間に追い越しちゃうよ」」と宣戦布告。桜花も「お前今日勝ったかもしれないけど、まだ私からシングルで勝ったことないんだよ」とやり返す。大畠は「じゃあ、私がお前にシングルで勝てば文句ないんでしょ」とシングル対決を提案。両者の決着はシングル戦へもつれ込みそうだ。

 2人の間には遺恨の種があった。7月27日に行なわれたブラックダリアとホワイトテイルズの5対5シングル勝ち抜き戦の大将戦で、キャリア10年の桜花がキャリア2年の飯田美花と引き分けた。怒った大畠は「次の大会で足引っ張んじゃねえぞ」と桜花に捨て台詞を吐き、険悪な雰囲気が漂っていた。

 またこの日のブラックダリア大会と8日のホワイトテイルズ大会で観客数の少ないほうが解散することになっている。この日は約8割の入り。明日のホワイトテイルズ大会の試合後に両大会の観客数が発表され、どちらかが解散となる。果たして解散となるのはどちらか。