IGFのアントニオ猪木会長(70)が、日本維新の会から参院選比例代表で出馬することが4日、分かった。同党関係者が明らかにした。石原慎太郎共同代表と5日に東京都内で記者会見して発表する。

 共同代表の橋下徹大阪市長による従軍慰安婦発言などで日本維新が逆風にさらされる中、高い知名度を持つ猪木会長を比例の目玉候補に押し立て、票の上積みを図りたい考えだ。

 猪木会長は1989年の参院選でスポーツ平和党(当時)から出馬し、初当選。湾岸戦争時にはイラクに渡って日本人人質の解放に尽力した。95年の参院選で落選した。