<IGF:GENOME

 FIGHT2>◇23日◇東京・両国国技館◇観衆7035人

 IGF王者石井慧(27)が、不運な流血ドクターストップでミルコ・クロコップ(39=クロアチア)に敗れ、初防衛に失敗した。

 打撃、寝技と、1回はクロコップを攻め込みながら、同3分過ぎにひじ打ちで前頭部から出血。2回には流血がひどくなり、同2分37秒、4度目の中断で、試合続行不可能となり負けが決まった。「しょうがない。普通に血が出て、目は見えていたし、これで止められたら、何も言えない。ここまで見に来てくれた人はどっちがあれ(有利)だったかわかると思う」と石井は試合後、悔しそうに話した。

 総合格闘技で対日本人13戦無敗となったクロコップは「ベルトを取って言葉にならないくらい感動した」と、IGF王者となったことを喜んでいた。