総合格闘技転向が確実視されているアテネ五輪柔道男子90キロ級銀メダリストの泉浩(26=旭化成)が米国参戦を視野に入れていることが7日、分かった。この日、福岡市内で行われた全日本実業団体対抗大会後に「柔道最後の試合?

 そうですね」と認め、所属先を今月末に退社することを明かした。近日中に記者会見を開く意向で、所属団体については「日本なのか海外なのかもある」と海を越えた挑戦にも含みを持たせた。

 国内ならバルセロナ五輪78キロ級金メダリスト吉田秀彦やシドニー五輪81キロ級金メダリスト滝本誠らが所属する戦極が候補とみられているが、関係者は「泉は米国に興味を持っている」と明かした。米国は総合格闘技の本場で、UFCやアフリクションなど有力団体からマイナー団体まですそ野は広い。泉は総合の練習をすでに開始、打撃にも自信を持っているという。