前WBC世界フェザー級王者・粟生隆寛(25=帝拳)が5日、都内のジムで再起へ始動した。7月の初防衛戦で、指名挑戦者エリオ・ロハス(26=ドミニカ共和国)に判定負け。完敗に「これからどうしよう」としばらくは落ち込んだが、周囲に「若いからまだベルトを取れる」と励まされたという。家族と屋久島へ旅行には行ったが、いつも通り約3週間の休養で始動となった。王座奪回に向け年内に再起戦を希望。「知らずに守りに入って受ける悪い癖が出た。借りは返したいが、まずはそれを直すこと」と、攻撃型への変身を課題に挙げた。