<K-1

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 MAX>◇5日◇東京・代々木第1体育館◇観衆9907人

 ペンキ職人の大和哲也(22=大和ジム)が全3試合KOで63キロ級日本トーナメント初代王者となった。同い年の久保との決勝では1回にダウンも、3回にパンチで2度のダウンを奪い返した。大和は半年前からペンキ塗りのアルバイトを始めた。午前5時半に起床してロードワークをし、同8時から午後5時まで仕事。その後にジムワークという生活を週6日続ける苦労人だ。大和は「決勝で1回ダウンしてペンキをこぼした」と笑いつつ「全部KOで勝ったのは自分にも新しい63キロ級にも収穫。僕の色でK-1を染めていきたい」と、さらに“大和色”を濃くしていくことを誓った。