不良集まれ!前田が3・30新団体旗揚げ※画像クリックで拡大表示

 全国の荒くれ者、集まれ!

 総合格闘技「HERO’S」のスーパーバイザーとして活躍した前田日明(49)が15日、都内のホテルで記者会見し、新総合格闘技団体「THE

 OUTSIDER」発足を発表した。日本中の不良たちも大歓迎のアマチュア大会で、旗揚げ興行は来月30日にディファ有明(東京)で開催することも決定。13日にHERO’Sと旧PRIDEが合体して新団体「DREAM」が誕生したことを受け、名プロデューサーが新機軸を打ち出した。

 リアル版「あしたのジョー」または格闘技版「スクールウォーズ」といったところだろう。前田は「全国の不良たちを集めて、アマチュア総合格闘技の大会を開く」と壮大な構想をぶち上げた。その名も「THE

 OUTSIDER」。英語で「つまはじき者」などを意味する団体名だ。

 前田はFEGが主催する総合格闘技イベントHERO’Sのスーパーバイザーを3年間務めたが、同イベントは旧PRIDEと手を取り合って「DREAM」となった。事実上、新団体での役職はなくなってしまったが「過去に全国の格闘技大会にも足を運んだ。そんな中、北九州で見た不良たちが強さを競う『天下一武道会』という大会が目に留まった」。技術的には未熟でストリートファイトのような試合も目立ったというが「何より彼らには華やかさやカリスマ性、個性があった。常に人よりも強くカッコよくありたいという意志を感じた」と話す。

 新団体旗揚げに際し「暴走族でもチーマーでもギャングでも腕に覚えのあるヤツは誰でも来い」とアピール。また「全身に入れ墨があっても構わない」。プロでの試合経験が3試合以下というアマチュアの大会だが「いずれ、ここから世界に通用するような選手を出したい」と展望を語った。

 元統一世界ヘビー級王者のジョージ・フォアマン(59=米国)は刑務所の更生プログラムでボクシングを学び、世界を取った経緯がある。これを引き合いに出し「格差社会の中、格闘技ぐらいは万人にチャンスがあってもいいのでは」と語った。

 もっとも荒くれ者たちを一堂に集めると、観客席で小競り合いが起こる可能性もある。「じゃあ、入り口に金属探知機でも設置しようかな」と笑った。一方で漫画「あしたのジョー」になぞらえ「ジョーが現れれば、オレはいつでも丹下段平になるよ」。青少年に夢と希望を与える団体を目指すことを約束した。【山田大介】[2008年2月16日8時26分

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