大相撲の横綱審議委員会(守屋秀繁委員長)による稽古総見が25日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、初場所(来年1月10日初日、両国国技館)に向けて各力士が、稽古で汗を流した。

 横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)は、両方のひじ、ひざ、足首にサポーターを巻きながらも、関取衆を指名し12番。佐田の海、松鳳山、嘉風、栃煌山と各3番を取り、全勝だった。

 稽古後は「動きを確かめながら、いい汗をかきました。(古傷の右ヒジも)大丈夫。少しずつ力は戻ってます」と明るい表情で言葉を並べた。横綱昇進後では自身初となる、連覇を狙う初場所に向けては「とにかくケガをしないように1番1番、自分のペースで」と語った。