大関稀勢の里は碧山を下して2敗をキープした。
苦手を退けて、稀勢の里は大きく息をついた。14年以降、5勝6敗と負け越していた碧山を右で張って組み止め、右前まわしを引いて寄り切った。白鵬と1差のままで食らいついた。
2連敗で先頭を明け渡した朝、四股を普段よりも長く踏み続けた。「基本に戻って、やろうと」。初場所後から意識してきた基本に立ち返り、多めに汗をかいた。「2月からよくやったね。それもこれも無駄にしたくない」。心のよりどころを思い出した。13年夏場所以来3年ぶりに、三役以下に取りこぼさなかった。
優勝が厳しい状況は変わらない。ただ、やるべきことも変わらない。「自分がどこまでやれるか。あと2日、集中していきたい」と誓った。

