時代が動いた。メインイベント(第9試合)でワールド・オブ・スターダム王座戦が行われ、挑戦者の玖麗さやか(25)が27分5秒、まさかのファイヤーバード・スプラッシュを繰り出し、王者の上谷沙弥(29)から3カウントを奪取。闇落ち後の上谷が使っていなかったその技で赤いベルトをもぎ取った。上谷は10度目の防衛に失敗し、24年12月29日に戴冠(たいかん)して以来、483日ぶりに王座から退くこととなった。
玖麗は立ち上がりからチェーンで首を絞められ、リングからつるされるピンチに陥ったが、上谷によって引退させられた“師匠”中野たむの技バイオレット・シューティングを何度も炸裂(さくれつ)させるなど1歩も引かない戦いを展開。スリーパーで上谷をタップアウト寸前に追い込む場面もあった。
玖麗は終盤、Nightmare(カミゴェ式ビッグブーツ)を浴び、H.A.T.E.(ヘイト)の介入でバットで殴打されたが屈せず、最後は上谷の技で試合を決めた。
玖麗は試合後「上谷沙弥から玖麗さやかが勝ちました! 上谷沙弥が、誰もが口にも出さなかったようなものすごく大きな夢、たくさん口に出してかなえてきたからこそ、私も、勇気をもって夢を口に出せた。私は上谷沙弥にはなれない。だけど玖麗サヤカは玖麗さやかとして、このワールド・オブ・スターダム・チャンピオンとして、スターダムをもっともっと明るく、彩りいっぱいの、夢いっぱいの世界にしていきます」と宣言。「私は、やっぱりプロレスが、スターダムが大好きだー!」と叫んだ。

