日本相撲協会は27日、夏場所(5月10日初日、両国国技館)の新番付を発表した。
熱海富士(23=伊勢ケ浜)が新関脇に昇進した。初場所は12勝3敗で敢闘賞を受賞。新小結で臨んだ春場所も9勝6敗で勝ち越しており、大関候補に名乗りを上げられるか注目される。静岡県出身力士の新関脇は、1930年夏場所で昇進した天竜以来。
西関脇には新三役で琴勝峰(26=佐渡ケ嶽)が入った。新入幕から所要35場所での新関脇は史上10位のスロー昇進となる。西前頭5枚目の春場所は中盤まで優勝争いの先頭に立つも、13日目から豊昇龍、熱海富士に連敗。25年7月の名古屋場所以来、2度目の賜杯(しはい)獲得はならなかった。それでも大関安青錦を破るなど、11勝4敗で敢闘賞を受賞。東前頭筆頭で8勝6敗1休の若隆景を逆転し、霧島の大関昇進、西関脇の高安が負け越したことで、空いた2枠の席に滑り込んだ格好だ。
春場所で優勝した霧島(30=音羽山)は12場所ぶりに大関復帰。先場所10勝の琴桜が東大関に、7勝8敗で初のカド番を迎える安青錦は、半枚番付を落とす形で西に回る。3大関は豊昇龍が横綱昇進前の25年初場所(豊昇龍、琴桜、大の里)以来。2横綱3大関は、両国国技館開催の21年春場所(横綱白鵬、鶴竜、大関正代、朝乃山、貴景勝)以来となった。
両横綱は東の正位に豊昇龍、西に大の里が名を連ねた。先場所、途中休場だった大の里は、春巡業も左肩の治療で途中休場しており状態が心配される。小結は若元春が負け越したため、若隆景と入れ替わり、高安とともに務める。

