大相撲の夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の新番付が27日に発表され、新関脇の琴勝峰(26=佐渡ケ嶽)が両国国技館で会見に臨んだ。新入幕から所要35場所での新関脇は史上10位のスロー昇進。それだけに「やっとか、という気持ちです。少し長かったです」と率直な思いを口にした。

25年5月の右足肉離れが転機だった。「けがのおかげで吹っ切れて、思い切り相撲が取れるようになりました。気持ちの部分が変わり、圧力を生かせるようになった」。同年7月の名古屋場所で幕内優勝、先場所は11勝4敗で敢闘賞を受賞し、吉報が届いた。

弟の琴栄峰の存在は「すごく刺激になっている。あっという間に上がってきたので」と話す。横綱豊昇龍、王鵬など同世代の活躍も目立ち「早く自分も上位で相撲を取り続けたいという思いはありました。ここからがスタートで、また頑張っていきたい」と、意気込んだ。

会見に同席した師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の期待も大きい。「この体で早く綱を締めてもらいたい。大関は通過点で、琴桜と2人で綱を張ってくれたら。先代の師匠の夢でもありますから、その夢をかなえたい」。師匠の思いに新関脇は「恩返しができるように、そういう姿を見せるためにも稽古していきたい」と抱負を語った。【山田遼太郎】