宇良対策がピタリ!東十両4枚目の誉富士(31=伊勢ケ浜)が、西十両8枚目の宇良(24=木瀬)を押し出した。

 懐に飛び込んで足取りなどを駆使する相手に対抗するため、立ち合いは踏み込まずに対応。「フェイント気味に突いて、かがませたところを抑えた。中に入れないようにして。攻めると、力を利用して足を取ったりするから、重心を自分の方に置いた」と説明した。

 作戦通りに相手のペースに巻き込まれず、よく見て、突き押しに徹して白星につなげた。「小さいやつは嫌い。やりづらいと思っていた。昨日、(対戦を)見た瞬間、嫌だな、嫌だなとずっと思いながら考えた」。考え抜いた相撲で、若手の壁になった。