大相撲名古屋場所(7月8日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の番付が25日、発表された。

 春場所中の付け人への暴力行為により夏場所で出場停止処分を受けた西幕下49枚目の貴公俊(21、貴乃花)が、復活優勝を誓った。愛知・瀬戸市の部屋で四股やトレーニングなどの軽めの運動で汗を流した。先場所前から、すでに名古屋場所出場に向けて稽古を積んできたという。

 師匠の貴乃花親方(元横綱)からは「時間があるようでないからしっかり鍛えとけ」とハッパを掛けられた。自身の不注意が招いた出場停止処分にモチベーションを上げるのに苦労するも「優勝を考えると上がる」と言い聞かせている。優勝にこだわるのには師匠の存在も大きく「迷惑をかけたのでもう1回喜んでもらいたい」と力を込めた。